コラム
2020/09/24

知っておくと安心◎妊娠中に避けたい食べ物とは?

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「食生活を見直すこともママの大切な役割なんですよ」と話すのは、管理栄養士の久野多恵先生。数多く妊娠期相談や、離乳食教室・母親教室の講義を行うママの食事のエキスパートです。
 
「まずは栄養バランスの良い食事をとることが大事。そして中には食べる量や回数を制限したほうが良い食べ物も。知らずに食べすぎると、赤ちゃんに影響する心配もあるといわれています」(久野先生)
 
妊娠中に避けたい食べ物と、食べ過ぎを控えた方が良い食べ物は、それぞれどんなものなのでしょうか。

 

監修者プロフィール 

久野多恵 先生
管理栄養士の資格を取得後、小児科に勤務しながらエビデンスに基づいた栄養指導の知識を深め、保健指導を行う。その後、行政における乳幼児健診時の離乳食・幼児食相談、妊娠期相談や、離乳食教室・母親教室の講義を担当。現在は子育てアプリでの妊娠期・乳幼児栄養相談や記事執筆・監修活動を行う。1男1女のママであり、子育てに奮闘中。
  

妊娠中に避けたい食べ物とは? 

▶︎アルコール

赤ちゃんの発育に影響を起こす「胎児性アルコール症候群」の危険性があるため、妊娠中は禁酒しましょう。ノンアルコールの飲料も多く出ているので、乾杯の席や晩酌がしたいときは上手に活用を。
 

▶︎非加熱食品

ナチュラルチーズ(カマンベールやブルーチーズ)、生ハム、肉や魚のパテ、スモークサーモンなどの加熱殺菌されていない食品は、「リステリア菌」による食中毒を起こす可能性があります。妊婦さんが感染すると早産や流産などの恐れも。チーズは加熱されているクリームチーズやプロセスチーズならOKです。
 

▶︎加熱不十分な肉・生肉

「トキソプラズマ原虫」が含まれている可能性があります。妊娠中は抵抗力が下がり感染しやすい状態になるため、感染すると赤ちゃんの視聴覚にトラブルが起こることも。中心部の赤身がなくなるまで、しっかりと加熱調理してから食べましょう。
 
 

妊娠中はとりすぎに注意したい食べ物とは?

 

▶︎カフェイン

コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、胎盤を通じて赤ちゃんの体へ届き、成長や発達を阻害する可能性があるので控えめに。コーヒーなら1杯程度が目安です。ノンカフェインのハーブティーや麦茶を積極的に飲みましょう。
 

▶︎うなぎ、レバー

うなぎやレバーに豊富に含まれるビタミンAは、妊娠初期に摂りすぎると胎児の先天異常に影響する可能性があります。うな丼なら週に1杯、レバー焼き鳥なら1〜2本を週に1回程度は問題ありませんが、毎日食べるのは控えましょう。
 

▶︎ひじき

食物繊維を豊富に含むため妊婦さんには良い一方で、発がん性リスクのあるヒ素が含まれています。とはいえ体重50kgの人の場合、毎日4.7g以上を継続して食べなければ問題ありません。週に2回程度、副菜として食べるのを目安にしましょう。
 

▶︎魚

良質なタンパク質やDHA、EPAなどを含む魚は、妊婦の大事な栄養源。しかし、大型の魚の多くには赤ちゃんの発育に影響する水銀が含まれているため、食べ過ぎには注意しましょう。魚の種類によって、厚生労働省が以下のように妊娠中の摂取量を定めています。
 
参考:これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと(厚生労働省)
 
 

アレルギーが心配な牛乳・卵・大豆は控えたほうが良い?

 
 
牛乳・卵・大豆など、赤ちゃんの食物アレルギーを心配されるママも多いと思います。妊娠中に食べすぎるとアレルギーになるリスクはあるのでしょうか。
 
「妊娠期の栄養相談でもよく聞かれる質問です。心配なお気持ちはよくわかりますが、食物アレルギーの発症予防のために、妊娠中および授乳中のママが食物除去を行うことは十分な根拠もなく、推奨されていません。それよりも栄養バランスの整った食事をとることを心がけてくださいね」
 
 

うっかり生肉やナチュラルチーズを食べてしまったら?

 
外食やテイクアウトをした際に、食べた後で妊婦さんが避けた方が良い食材が入っていることに気づいたり、後で妊娠に気づいたり…。そんなときはどうすれば良いのでしょうか。
 
「食べてしまったときでも、必ずしも感染などの影響が出るわけではありません。念のため主治医に相談しておくと安心ですね。1ヶ月程度はご自身の体調の様子をみていきましょう。腹痛・嘔吐・下痢・発熱などの症状が出るようであれば、早めに受診をしてください」
 

妊娠中に避けたい食べ物、いかがでしたでしょうか。大好きな食べ物が当てはまった方は、ストレスに感じてしまうかもしれません。
 
「避けたい食材を気にしつつ、栄養バランスのとれた食事管理をするのはママの大切な役割です。赤ちゃんに出会うまで、一生続くわけではないと思って、ストレスをためないようにしましょう」(久野先生)

おなかの中で赤ちゃんが元気に育っている様子を想像しながら、楽しいプレママライフを送ってくださいね。
他にも妊娠中の食事や生活について気になることがあれば、質問で投稿して先輩ママたちに聞いてみましょう!

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5件のコメントがあります。
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  • 私の母は妊娠したとき、父にレバーの焼き鳥を沢山食べさせられてレバー嫌いになりました(笑)。摂りすぎはよくない食品なんですね。

    私は妊娠後期に夫の実家で鰻重をご馳走され、美味しくいただきましたが帰宅後にお腹を壊しました。ビタミンAとは無関係ですが、お腹を壊しやすい妊婦には脂っこかったようです(笑)。
  • イカ、柿など、冷え性が悪化しそうな物は食べるな!と言われてました。

    本当なのかな??
  • 妊娠する前は妊娠中にこんなに気をつけた方が良い食材があるのを知りませんでした。
  • 私はいんげん、枝豆など、豆類がちょっと固ゆでだとお腹痛ったことがありました。梅ジュースもふつうなら全然大丈夫なはずのレベルで・・・ お腹を壊しやすい時期だなと感じました。
    うなぎはそもそも脂っこかたようで、1回外食でいただきお腹壊れました。
  • これは大事なことですよね。トキソプラズマとか怖いです。ローストビーフも注意。
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